子育てにとっては必要不可欠な教育費ですが、おおよそどれくらいのお金が掛かるのか知っておかなければいけません。
調査結果をもとにした一例での費用となりますが、幼稚園~大学までの教育費をまとめましたので、参考にしていただけたらと思います。
◼︎ご存知の通り、公立より私立の方が教育費が高い傾向で、その差は約2~4倍。
◼︎総教育費内の割合は、授業料単体ではなく”学校外活動費”が40~70%を占める。
◼︎文部科学省のデータによると、小学校からすべて国公立の学校に通った場合でも約700万円以上掛かる見込みとされている。
◼︎先を見越した早い段階からの積み立てが肝要。
もしお子様が小学校入学を控えている方は、年長児から必要な準備を時系列が分かる形でまとめていますので、こちらも参考までにどうぞ♪
幼稚園~高校までの教育費
下記は、文科省による「保護者が支出した1年間・子供一人当たりの経費(学校教育費,学校給食費,学校外活動費)」の調査結果から作成した表です。
こうして見てみると、いわゆる授業料や教科書費用などが含まれる「学校教育費」に加えて、「学校外活動費」にも多くの費用をかけている事が分かります。
この「学校外活動費」の内訳としては、学習塾や家庭教師などの”補助学習費”が割合として最も高く、次いでスポーツ系の習い事などとなっている調査結果でした。
この調査結果をもとに、幼稚園~高校までそれぞれの学習年数全ての総額は以下の通りとなります。
私立小学校のおよそ1,000万円も驚きですが、それ以外でも平均的には相応の学習費がかかっている事が読み取れますよね…。
学校外活動費に関しても、特にしっかりと長所を見つけて伸ばしてあげたい幼児~小学生の間は、全く無しという訳にいかないので、このあたりもしっかり見越しておきたいところです。
ただ、これでもまだ高校までの学習費で、大学に進学する場合は当然ですがさらに費用が増えます。
大学の教育費
高校までと違って、大学費用は国公立と私立のみならず学科によっても大きく異なります。
下記は一般的な文系を目安にデータを並べたものです。
国公立大学で卒業までにおよそ250万円かかり、私立大学だと大凡その2倍弱の費用がかかることが分かります。
ちなみに私学医歯系の場合はケタが変わって、6年総額約2,300万円とも言われております。
但し、大学費用のデータはあくまでも入学料と授業料でまとめたものになりますので、県外に出る場合で仕送りを考えるケースなどでは、さらに多くの支出が必要となります。
学費に備えて
文科省によると、大学まですべて国公立に進学した場合でも、およそ700万円必要とされています。
近年は条件が揃えば高校無償化などの子育て支援も広がっているので、育児に関する補償も手厚くなる傾向にありますが、それでも授業料以外の学習費などはまだまだ考慮しておく必要があります。
一定期間もらえる子供手当などの運用面をしっかり考えたり、万が一と積み立ての両面を見越した学資保険なども検討しながら、お子さまのためにしっかりと備えておきましょう。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。
金額的には「え…こんなに…」と思ってしまいますが、一気に必要になる訳でもありません。
こうして先を見通して準備しておくことが大切となりますので、まずはどれだけの費用が必要になるのか、目安として少しでも参考にしていただければ幸いです。
いじょー!
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